FXでやってはいけない資金管理3つ固定ロット・固定pips・「○円損切り」がダメな理由
多くの人が「資金管理しているつもり」で、実はリスクをコントロールできていません。代表的なNGが3つあります。どれも一見まともに見えますが、相場の実情を無視した自分本位な設定です。なぜダメなのかを具体的に解説します。
この記事の要点
3つのNGに共通するのは「リアルタイムのチャートの流れを無視して、自分の都合で決めている」こと。資金管理とは1トレードごとのリスクを正しくコントロールすることであり、これらはコントロールになっていません。
3つのNG
- ① 毎回「固定ロット」で取引する
- ② 毎回「-○pips」で損切りする
- ③ 「-○円」になったらやめる
NG①|毎回「固定ロット」で取引する
「毎回1ロット」のようにロットを固定するパターン。一見ルール化されているようですが、これはリスクコントロールになっていません。
⚠ なぜダメか
- 相場のボラティリティは日々違う
- 適切な損切り幅(pips)も毎回変わる
- 固定ロットだと1回の損失額がバラバラになる
- ボラ大の相場で逆行すれば、過去の利益が一気に飛ぶ
✓ 正しくは
- 損失許容額を先に決める(一定額 or 残高%)
- 損切り幅に応じてロットを毎回変える
- → どんな相場でも損失額は一定に保たれる

ボラの大きい相場で偶然大きく取れても、逆行していたら同じだけ大損していたはず。固定ロットは「リスクをコントロールできていない」状態です。正しいロットの出し方はロット計算の記事へ。
NG②|毎回「-○pips」で損切りする
「毎回-20pipsで損切り」のようにpips幅を固定するパターン。これも相場の実情を無視しています。
損切りは「ここを抜けたら相場の前提が崩れる」というテクニカル根拠のある場所に置くべきで、建値からの固定距離で決めるものではありません。詳しくは損切りラインの正しい置き方で解説しています。
NG③|「-○円」になったらやめる
「-1万円になったら損切り」のように、金額だけで切るパターン。これは多くの場合、実生活のお金を意識してしまっているのが原因です。
⚠ なぜダメか
- 適当なロットで、評価損が-○円に見えたら切るだけ
- 損切りpipsも相場の根拠も無視している
- 「1万円あればゲームソフトが買えた」など雑念が湧く
- メンタルが乱れ、正しい判断ができなくなる
✓ 正しくは
- FX残高と生活費は完全に切り離す
- 逆指値→ロット計算で「-○円」を先に固定する
- =結果的に同じ-1万円でも、根拠が全く違う
同じ「-1万円で損切り」でも、逆指値を根拠ある場所に置いてロット計算した結果の1万円ならOK。適当に入って評価損1万円で切るのはNG。この違いが決定的です。
3つに共通する問題と正しい順番
3つのNGはすべて「リアルタイムのチャートを見ず、自分の都合で決めている」点が共通しています。正しい資金管理の順番はこうです。
この順番なら、どんな相場でも損失額は一定で、根拠も明確。正しいリスクコントロールができます。また、約定の滑りやスプレッドも結果に効くため、低スプレッドで約定の安定した口座を選ぶことも大切です。→ 実測スプレッドランキング
よくある質問
まとめ
固定ロット・固定pips・「-○円でやめる」の3つは、相場の実情を無視した自分本位の設定で、リスクコントロールになっていません。損失許容額→根拠ある逆指値→ロット計算の順番で、どんな相場でも損失額を一定に保つのが正しい資金管理です。
- 固定ロット → 損失額がバラつく。ロットは毎回変える
- 固定pips → 相場の節目を無視。根拠ある場所に逆指値
- ○円でやめる → 生活費との混同。資金は切り離す
- 正しい順番:損失許容額→逆指値→ロット計算